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プロジェクト

学習

グローカル類型の2・3年生は、学校設定教科「探究」の科目である「プロジェクト学習Ⅰ・Ⅱ」を週2時間受講します。

受講、といっても教員の話を聞く時間はほとんどありません。

各自が立てたプロジェクトの達成に向かって生徒が思い思いに行動し、教員は相談に乗ったり見守ったりするだけです。

失敗することももちろんありますが、そこからの学びも小田分校では大切にしています。

そして、各プロジェクトは、地元・小田地区のみなさんや企業、役場など、

学校外の様々な方のご協力の下で実行されています。

小田地区のあたたかさのおかげで小田分校のいまのプロジェクト学習があります。

生徒たちは日々、「小田だからできること」に挑戦しています。

​​プロジェクト例

実際に生徒が企画・実行したプロジェクトをご紹介します。

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小田地区の道の駅「せせらぎ」に協力していただき、スイカゼリーの販売を行いました。

地元・小田の知名度を上げたい、せせらぎにもっと多くの人に来てほしい、という思いから、せせらぎのオリジナルスイーツ「オダメイド」の新商品を開発・販売することにしました。商品開発は生徒が主となって行い、材料、レシピ、パッケージデザインなど細かいところまで考えました。Instagramでの宣伝の甲斐もあって、用意した100個のゼリーは50分で完売しました。販売後には簿記の授業で習った知識を活かして、生徒自身で利益計算も行いました。

【生徒の感想】

初めて商品開発に携わってみて、思っていたより大変だった。スイーツを販売して利益を出すことは難しいことだと感じた。また、たくさんの方の協力がないと活動できないこと、小田の人の優しさを改めて実感することができた。今まで活動できたことが当たり前だと思わず、今後に生かせるようにしたい。

小田の道の駅でスイカゼリー販売

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内子の魅力をもっと知ってほしい!という思いを、食べ物を作ってみたい!という興味と繋げて、内子の特産品であるじゃばらをまるごと使ったアイスキャンディーを作りました。

新型コロナウイルスの影響で当初予定していた文化祭での販売ができなくなったり、初めてのお菓子作りに悪戦苦闘したりしながらも、なんとか完成させることができました。できたアイスキャンディーは同級生に試食してもらい、とても好評でした。

【生徒の感想】

僕はプロジェクト学習を通して、一人ですべて計画したり、それを実行に移したりするなどを始めて経験しました。新型コロナウイルスの影響もあり文化祭が中止になり、どうすればいいのか分からなくなった時期もありました。これからは販売に向けて頑張りたいです。

​​内子のじゃばらを使ったアイスキャンディー作り

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「小田の木材で何ができるか」を考え、趣味のエレキギターと結び付けた生徒もいます。

小田の木材でギターを作り、そのエレキギターを媒体とし、小田のことをこれまでにない形で知ってもらいたいと思うようになりました。

ギターづくりは山本木工所にご協力をいただき、製図やギターのボディーのカット、穴あけやパーツの組み入れまで自分で行いました。

【生徒の感想】

このプロジェクトを通して私は自分自身で計画を立てる中で、自分の考えを実現するために何をすべきか、何がしたいか、何が必要かを考えるいい学びの場となり、非常にためになる経験をすることができました。

小田産・エレキギター

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小田地区には豊富な資源があるのに活かされていないと考え、町のイベントで苔蒸した擁壁をキャンパスに見立て苔を削り苔アートにする予定でしたが、新型コロナウイルスの影響でイベントが中止になったため断念せざるを得なくなってしまいました。

そこで、地域おこし協力隊の小山田麻衣さんが主催する、小田深山で開催された「そとで、ここで。」というイベントに出展させていただくことになりました。小田深山では苔アートはできないので、その代わりに苔玉づくりのワークショップを開くことにしました。

イベントでは参加者の方とコミュニケーションをとりながら楽しく活動することができ、たくさんの方が苔玉を完成させて喜んでくださいました。

【生徒の感想】

苔玉の知名度が低く、一部の人にしかイベントのことを伝えることができなかったので、お客さんの数が予想より少なくなってしまいました。次回はもっと宣伝をしていきたですい。イベントを開催する場所を人の集まりやすい場所に設定しもっと効率的にできるようにすると、資源を活用して小田地区を盛り上げて活性化することができると思いました。この素晴らしい自然の残る小田地区にこのプロジェクトを通して人が集まると嬉しいです。

​苔玉づくりワークショップ

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小田分校の存続のため、もっと多くの人に小田分校を知ってほしいと考え、内子町地域おこし協力隊の岡山紘明さんと一緒にオープンスクールの企画をすることにしました。

地域の方との打ち合わせを重ね、役場、武田林業、森林組合の方々に企画の説明・協力依頼を行い、小田分校の魅力だけでなく小田地区の魅力を体感できるオープンスクールを企画することができました。地域の皆様からのご協力もあり、オープンスクールの宣伝チラシを東予・中予の中学校や県内フリースクールに配布することもできました。

残念ながら春休みに予定していたオープンスクールは、新型コロナウイルスの影響で中止となってしまいましたが、収束した日にはいつか実施したいと思える企画になりました。

​小田分校オープンスクール「おだへおいで!」 企画

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企画したオープンスクールが中止となり、他に小田分校のことを知ってもらう方法はないかと考え、学校を紹介するチラシを作成しました。

より学校の魅力が伝わるように、チラシ上の二次元バーコードから寮の様子や学校生活を撮影した動画を見られるように工夫しました。近隣の中学校やフリースクール、学校見学に来た県外の中学生などに配布し、動画は約1200回の視聴がありました。

​【生徒の感想】

オープンスクールを実施できなかったのは残念でしたが、たくさんの地域の方に協力してもらい、いい経験となりました。紹介チラシをもっとたくさんの人に見てもらい、小田分校のことをたくさんの人に知ってもらいたいです。これからも小田分校存続のために自分にできることを考えて行動していきたいです。

​学校の魅力を動画で伝えるチラシ作り

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小田分校の入学者を増やすためにはどうしたら良いかを考え、小田分校の魅力を伝えるポスターを作成しました。

よくある学校紹介のポスターではなく、特別感があり、目に留まるものにしたいと考え、生徒の意見が反映されたポスターを作ることにしました。全校生徒にアンケートを取り、好きな行事のBEST3を写真メインで紹介するカラフルなポスターを作り、町内の4つの中学校に掲示してもらいました。

【生徒の感想】

文字が多いとポスター自体を見たくなくなってしまうので写真を多めにして少しでもたくさんの人に興味を持ってもらえるようにしました。ポスターを見た人に小田分校に興味を持ってもらい、小田分校の入学者数が増えたら嬉しいです。

​「小田分校生が選んだ学校行事BEST3」ポスター作成

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小田の有名な産業である林業について考えたとき、林業について知らない人がたくさんいると考え、少しでも林業の活性化につなげるためにより林業の魅力を伝えるためのロゴマークを作成して缶バッチを作りました。

ロゴマークを作るにあたり、ロゴマークに込めるメッセージを考えました。「私たちの生活は林業に支えられている」→「林業がなければ私たちの生活はどうなるのか…」と考え、「Life and Forest『林業と私たち』」というメッセージとその意味が伝わりやすいマークをデザインしました。
 

【生徒の感想】

林業の魅力を考えることができました。最初から自分でプロジェクトを設定して、自分たちで考えて行動しないといけないのが大変でした。今後は林業について調べた人と一緒にコラボしたり、小学校へ行き私たちが調べたことを発表したりして、林業についてふれあい、少しでも興味を持ってもらえるようにしていきたいです。また、何か小さなイベントを開いて缶バッチを配っていく予定です。

「Life and Forest 林業と私たち」 林業活性化ロゴマークデザイン

おだまるペレット消臭剤

「小田地域に豊富にある木材を活用し、林業を活気づけたい!」と考え、小田の杉からできたペレット入りの消臭クッションを作りました。

ペレットは木質燃料で、サイズや価格は木材よりお手頃ですが、良い香りや消臭・抗菌・防虫といった杉の効能はそのままです。そんなペレットを宣伝するために何かいい方法はないか考えた結果、小田分校のゆるキャラ「おだまる」のクッションを作りその中に芳香剤としてペレットを入れました。

完成したクッションからはとても良い香りがしています。ペレットの新たな利用方法として小田の林業、地域の㏚になることを期待しています。

【生徒の感想】

今後は小さいペレット入りおだまるを製作して交通茶屋で配布し、地域の方にも林業に興味を持ってもらったり、学校のパンフレットと一緒に配布して県内外の方にも小田の林業や小田分校について興味を持ってもらったりしたいです。

ペレット×おだまる 小田産ペレット入り芳香剤クッション

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小田を訪れる観光客を増やすため、道の駅「せせらぎ」でアンケート調査を行いました。

その結果、年齢は30代以上の方が多いことや、松山市から自然の癒しを求めて来ている方が多いこと、たらいうどんを食べることを目的として来ている方が1番多いことがわかりました。この結果を踏まえて、もっと自然の良さや空気のおいしさを都会の人たちにアピールしたり、10代や20代の若者も呼び込める町にしたりするためにInstagramのアカウント(@oda_3150)を開設しました。たらいうどんや小田深山渓谷の写真を載せることで約100人の方に魅力を伝えることができました。

​Instagramで観光客を呼ぶ!小田の魅力を発信

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新型コロナウイルスの影響でお客さんや売り上げが激減した飲食店を支えるためのプロジェクトを立ち上げました。

当初は内子町内の飲食店でスタンプラリーを行いたいと考えていましたが、実現させるには課題が山積みで、高校生ができる範囲で何かできないか考え直し、飲食店のポスターを作ることにしました。飲食店に取材に行き、取材で聞いた内容をもとにお店の方と話し合いながらチラシを作成して、配布まで行いました。

【生徒の感想】

チラシを作るにあたって、レイアウトやどの情報を入れたらいいのかなどわからないことばかりでしたが、工夫しながら作ることができました。これからはいろいろな形で宣伝ができるように宣伝方法も工夫していきたいです。また、多くのお店のチラシを作って支援していきたいです。

コロナ禍の内子町​飲食店応援プロジェクト

健康維持体操

高齢化が進む現代社会で、これからもお年寄りの方が元気に、健康で過ごせる方法を、自分の得意な運動と結び付けて考えました。

筋力が弱ると​着替えや食事、排せつなど様々な日常の動作が困難になることから、全身を使える筋力アップの体操を考え、高齢者施設・ふじの園のご協力のもと実際に一緒に運動をさせていただきました。

体操を考える上で、座ってできることやなじみのある音楽を使って楽しく運動してもらえるように工夫をした結果、体験していただいた方から「体が温まった」「血行が良くなった」「歌いながらできて良かった」というようなお声をいただくことができました。

​​いつまでも元気で過ごす!健康維持体操

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